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暖炉・薪ストーブと煙突

暖炉・薪ストーブと煙突は車とタイヤのような関係。車がタイヤをつけてはじめて走行できるように、暖炉・薪ストーブに煙突を取り付けることで、燃焼ができる排気システムが整います。
つまり、暖炉・薪ストーブと煙突は一対で、全体でその機能が発揮できます。
さらに、その理想的な燃焼を維持することも煙突の重要な役割です。

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ドラフトを促す断熱二重煙突の重要性

ヨツール001-2.jpg暖炉・薪ストーブの燃焼によって「暖かい空気は膨張し、軽くなり上昇する」というのが、ドラフト(上昇気流)です。燃焼した高温の排気は上昇し、屋外に排出されるのはそのためです。
効率的な燃焼には、煙突内部を暖かい状態に保ち、よりよい上昇気流で燃焼を促すことが重要で、それが煤やタールの付着の低減にもつながります。
ヨツールの暖炉・薪ストープには、クリーンバーン(自動二次燃焼システム)が搭載されています。
ヨーロッパの厳しい環境基準をクリアするこの機能の最大の特長は、焚き始めから二次燃焼し、微粒子排出量の低減を可能にしました。
このクリーンバーンの能力を引き出し、高いドラフトを発揮できるヨツールパイプシステムの主役は、高性能なJPS―W(断熱二重煙突)です。

Made in JAPANにこだわる理由

弊社では、先駆けとして英国から30年以上にわたり断熱二重煙突を輸入してきました。
暖炉・薪ストープの歴史が古いヨーロッパでは、煙突の製造技術も発達していたのです。
しかし、強い風や雨量の多い日本の気候では問題も多く、さまざまな方面から改良を重ねてきました。この経験を踏まえ、世界に誇る日本の技術を結集し、国産ステンレスにこだわり、ヨツール製品のためのヨツールパイプシステムとして、高品質なJPS― W(断熱二重煙突)、JPS― S(シングル煙突)、関連部材を開発しました。

JPS-S(シングル煙突)

ヨツール001-3.jpg高い機密性と段差のないデザイン
シングル煙突は、日本独自の精密な板金加工などの高い技術が生かされています。接続部は段差がなく、つなぎ目が目立たないデザインを採用。高い密閉性はもちろん、インテリア性も兼ね備えています。また、接続部が80mmあり、ビスで固定することなくしっかりと接続できます。

インテリ性の高い耐熱塗装
標準在庫は耐熱黒塗装品で、ヨツール本体に合わせて色を独自に調合。なめらかな艶のある黒塗装品は、断熱二重煙突と同じ塗料のため、室内のイメージそのままに高いインテリア性を保ちます。


関連部材

ヨツール001-4.jpgヨツール本体と煙突をつなぐ口元、煙突の荷重を支える支持部材、日本の気候に合った雨仕舞部材など、機能性と美しさを兼ね備えたデザインです。
長い間、日本市場で暖炉・薪ストーブ、そして煙突部材を通して関わつてきた歴史、経験、知識などを結集させた部材をラインナップしています。


JPS-W(断熱二重煙突)

ヨツール001-5.jpgJPS-Wは日本製の高品質・高性能な断熱二重煙突です
暖炉・薪ストーブを安心して使用いただけるように開発されたJPS- W。
日本の気候を考慮し、国産の高品質ステンレスを用い、熟練した日本の職人が作る日本製煙突には、大量生産で価格調整をした製品にはない、安全・安心という品質があります。
それは、日本人ならではの職人気質的な作り手の思い、経験による技術が強く製品に反映されていることです。製造現場での創意工夫が発揮された、よりよい製品をご紹介します。


優れたJPS-Wの3つのポイント

万全な雨水対策
世界的にも雨量の多い日本。その気候に合わせて、課題だつた雨水の侵入を低減する設計をするなど、特許取得構造の接続部には、日本の技術が結集されています。
ヨツール003-3.jpg水抜き穴のロッキングバンド
屋外用に水抜き穴のあるタイプ①。穴を開けたことで、煙突内部に雨水が入るのを防ぎます。
プレスカプラー
カプラーとは接続部分②のこと。従来の煙突は、オスカプラーに接続するための切れ込みがあり、そこから雨水が断熱材の中に侵入して、断熱性能を低下させる原因となつていました。JPS― Wは、オスカプラーをプレス(押型)することで、断熱材への雨水侵入を防ぎ、強固な接続も可能にしました。
インナー管の水返し
オス部インナー管のわずかなせり出し③。この部分が水返しとなり、インナー管へ侵入する雨水を防ぎます。
接続部の隙間
接続したオスとメスのカプラー間④を調整。従来よりも広くすることで、毛細管現象が起きにくい構造になりました。
オスカプラーとアウターの全溶接
オス部カプラーとアウター管を全溶接⑤。これにより雨水にも配慮した、より強固な耐久性を実現しました。

高い製品精度と品質

接続構造(特許取得構造)
ヨツール3-1.jpg8箇所のツメを22度回転して接続するツイストロック方式。プレスカプラー(押型)で雨水侵入を防ぐとともに、全溶接をしたカプラーとインナー管、アウター管により、強固な耐久性を実現しました。また、インナー管の水返しと計算した接続部の隙間は、毛細管現象による雨水の侵入を防ぎます。



排気トップ(特許取得構造)
ヨツール3-2.jpg煙突の一番上には排気トップを設置。ヨツールパイプシステムは低抵抗で排気をスムーズに放出し、雨や鳥の侵入を防ぎます。また、トップ下部が広がっていることで、真下の煙突の塗装はがれを軽減します。





溶接
ヨツール3-3.jpg熟練した技術が問われるTlG溶接を採用。強度が高く、仕上げ面がきれいなTlGによるシームレス溶接をアウター、インナー管に、シーム溶接を上部カプラーに採用しています。90°Tのアウター管は溶接面を内側(壁方向)に、インナー管は熱衝撃が加わる(煙があたる)部分を避けるなど、適切に溶接箇所を選択しながら、製品が持つ強度をそのままに使用できます。

スーパーウール
人にも環境にもやさしい断熱材。現在、ヨーロッパのEU(欧州連合)では、セラミックファイバーの発がん性が疑われるようになり、カテゴリー2に分類され、発がん性を警告する表示が義務付けられています。スーパーウールはセラミックファイバーと同等の性能を持ち、発がん性物質規制対象外の断熱材です。煙道火災と同じ1100℃ にも耐え、従来のパウダータイプの断熱材の問題点でもあるセトリング(沈下)によるヒートスポット(局部的な過熱部)が起こらず、製品が均―に断熱効果を発揮します。日本国内で不燃認定(NM‐1089)も取得。その軽さから、煙突の軽量化や、家の構造に負担をかけにくい設計が可能になります。

※スーパーウール(高性能ミネラルファイバー)は、天然石を人工的に結品化させた人造鉱物繊維に分類されるものですが、アスベストとは違い人にもやさしい新しい断熱材として注目を集めています。万一、人体に入つても体液に溶解して排出するなど、環境に配慮した断熱材として知られています。

ステンレス
ステンレスは耐熱性と耐腐食性に優れた合金。しかし、局部腐食などが弱点でした。具体的には、本質燃料以外の化石燃料(石炭やコークス)を燃やすと希硫酸が発生するため、インナー管には一般的に使用されているステンレススティールSUS304よりも、さらに耐食性・耐酸性を実現するSUS316を採用しました。また、世界的にも厳しい検査機関のある日本製のステンレスにこだわることで、高い品質を維持できます。

日本製の強み

ヨツール3-4.jpgヨツールパイプシステムは日本で設計、製造された製品です。ヨツールの暖炉・薪ストープの理想的な燃焼を促すのが、煙突の排気を高めるヨツールパイプシステムの重要な役割です。
日本のモノづくり、その品質の良さは世界に知られるところです。それは、日本の気候に順応できる設計、細部へのこだわり、熟練の技といつた他国では実現できない要素が、この製品に結晶化されています。その後のメンテナンスなど安心・安全の創意工夫が発揮された本物の煙突で、暖炉。薪ストーブライフをお楽しみ下さい。